インテリジェンスエンジニアリング
GlobalLogicのデータ&コンサルティングのケイパビリティ強化、欧州・中東のフットプリント拡大
事業・文化・意思決定 1兆円買収で変革加速
新たな調査が、テクノロジー投資とビジネス価値の乖離を浮き彫りにし、成長の鍵となる領域を特定
カリフォルニア州サンタクララ – 2025年10月7日–株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogic Inc.(以下、GlobalLogic)は、本日、FT Longitudeとの共同調査による新たなレポートを発表しました。本レポートは、金融サービス業界におけるデジタルトランスフォーメーションの現状に関する重要な洞察を明らかにしています。調査によると、金融サービス事業者の80%が、テクノロジー・プロダクト・コンプライアンス部門間で統一された戦略が欠如していることにより、ビジネスモデルの革新に遅れをとるリスクを抱えています。
750名の上級ビジネスリーダーを対象にしたこの調査は、金融業界のリーダーが直面する共通課題を浮き彫りにしています。すなわち、デジタル変革への意欲は高いものの、多くの組織がその取り組みを具体的なビジネス価値や持続可能な成長へと結びつけることに苦戦しているのです。
「この調査を通じて、なぜ金融業界では大胆な目標と莫大な投資にもかかわらず、デジタル変革プログラムがスケールしないのかを理解したかったのです」と語るのは、GlobalLogicの南北アメリカ地域 金融サービス・消費者部門のシニアバイスプレジデント兼業界リーダーであるMike Connors(マイク・コナーズ)です。彼は「データは明確に示しています。成功している企業は、分断された取り組みを超えて、テクノロジー、資本配分、組織の適応力を戦略的に統合し、実際のインパクトを生み出しているのです。」と述べています。
レポートの主な調査結果:
本調査は、ほとんどの金融機関がデジタル施策を最適化できておらず、真に統一された戦略を策定している企業は少数であることを示しています。
Truist社のエンタープライズデータフレームワーク責任者であるJoe Fuqua氏は「金融業界にとっての課題は、新しいテクノロジーを活用して、顧客サービスの向上、業務効率の改善、リスク軽減の3点をどう実現するかです。それらを論理的に捉え、将来に向けたポジショニングを行うことが鍵となります。」と述べています。
Everest GroupのパートナーであるRonak Doshi氏は、調査結果について次のようにコメントしています。「金融機関はデジタル変革に注力しており、AI、クラウド、オートメーションがインテリジェントな業務基盤となりつつあります。しかし、これらの投資をビジネス価値に変換することは依然として課題であり、分断された実行や規制のプレッシャーが勢いを削いでいます。最も先進的な企業は、テクノロジーを革新的なビジネスモデルや広範なエコシステム戦略と結びつけると同時に、タレントの再構築や組織的信頼の醸成にも取り組んでいます。テクノロジー基盤、価値主導のビジネスモデル、規制対応力を統合した企業こそが、持続可能な成長を実現する未来の勝者となるでしょう。」
ギャップを埋めて成功する「リーダー企業」:
本レポートでは、回答者の38%を占める「リーダー企業」がこの複雑な状況をうまく乗り越えていることが示されています。これらの企業は、市場の不安定さの中でも収益を伸ばし、コンプライアンスにも優れた対応を見せています。彼らの成功要因は以下の通りです:
持続可能な成長を実現するためのアクション:
本レポートでは、金融機関が自信を持って変革を進めるための5つのステップを提言しています:
レポート全文はこちらよりダウンロード可能です。
GlobalLogicについて
GlobalLogic(www.globallogic.com)は、世界の先進的な企業に対し、AIを活用した革新的な製品やプラットフォーム、デジタル体験をデザイン・構築するためのデジタルエンジニアリングパートナーです。2000年の創業以来、デジタル変革の最前線で活躍してきた当社は、現在では、エクスペリエンスデザイン、高度なエンジニアリング、AI、データの専門知識を融合することで、お客さまのAI駆動型のビジネスへの移行を加速しています。本社はシリコンバレーにあり、GlobalLogicは日立グループの一員として、株式会社日立製作所の傘下で事業を展開しています。日立は「社会イノベーション事業」を通じて、AIやテクノロジーによるイノベーションを推進し、より豊かで持続可能な社会の実現に貢献しています。