All news

GlobalLogicとMatera、コアバンキングモダナイゼーションを加速するグローバルパートナーシップに合意

共有

 

本戦略的提携により、Materaのデジタルツインを活用し、コアバンキングシステムをリプレースせずに強化。24時間365日のリアルタイム金融サービスを実現

カリフォルニア州サンタクララ発–株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogic Inc.(以下、GlobalLogic)と、モダンバンキングテクノロジーソリューションのリーディングプロバイダーであるMateraは、本日、MateraのDigital Twinソフトウェアソリューションを活用した次世代のバンキングソリューションを提供するための戦略的パートナーシップを発表しました。

IBS Intelligenceの2024年のレポートによると、金融機関がモダナイゼーションを続ける中で、55%以上の銀行が直面している主な課題は、依然として既存のコアソリューションの制限によるものであると述べています。GlobalLogicは、金融サービス向けのソフトウェア製品開発とエンジニアリングにおいて15年以上の経験を有しています。本協業は、金融機関がコアシステムのリプレースに伴うコストや中断を発生させることなく、即時決済とリアルタイムデジタルバンキングをサポートするコスト効率の高い方法を提供することで、コアシステムのモダナイゼーションを加速する機会を提供します。

GlobalLogicは、デザインとデータ駆動型のデジタルエンジニアリングにおける深い専門知識と豊富な経験を有しています。このパートナーシップを通じて、GlobalLogicは、Materaのデジタルツインと、自社の高度なデジタルUX/UIデザイン、ソフトウェアエンジニアリング、および実装の専門知識を組み合わせることで、リアルタイムバンキングに対して、より迅速でコスト効率の高いアプローチを提供します。

Materaのデジタルツイン:代替のないコアモダナイゼーション

Materaのデジタルツインは、コアシステムを置き換えるのではなく、コアシステムと連携して、24時間365日 (コアシステムの稼働・停止にかかわらず) 、トランザクションの承認と残高の更新を行うことが可能です。

Materaのデジタルツインは、銀行の顧客にオンデマンド取引のためのリアルタイムのアカウント更新を提供すると同時に、金融機関がコアシステムをオーバーホールすることなくリアルタイムの決済サービスを開始できるようにします。トランザクションの承認と残高更新を処理することでレジリエンシー(回復力)を保証し、顧客を障害から保護します。M&Aの際には、Materaのデジタルツインは早期テストとスムーズな移行によってコアの移行をサポートします。さらに、Materaのデジタルツインによって構造化されたリアルタイムデータは、不正検出、予測分析、パーソナライズされた顧客体験のための高度なAIモデルをサポートします。

GlobalLogicのデジタル専門知識によるイノベーション加速

GlobalLogicは、25カ国におよぶエンジニアリング能力に加え、金融サービス・保険機関向けにすでに200以上のデジタルプロダクトのリリース実績があり、世界クラスのデジタルプロダクトの設計、エンジニアリング、およびデータ配信サービスを提供しています。GlobalLogicとMateraは共同で、金融機関を支援することでエンジニアリングにインパクトを与えます。

GlobalLogicのアメリカ大陸地域のシニアバイスプレジデント兼金融サービス・小売業界の責任者であるMike Connorsは「GlobalLogicでは、金融機関の迅速なイノベーションを可能にする最先端のデジタルソリューションの構築を専門としています。今回の提携により、銀行や信用組合がレガシーコアを置き換えることなく、リアルタイムバンキングとOpen Financeを採用できるようになるため、Materaとの協業を嬉しく思います。」と述べています。

 

顧客へのポジティブなインパクト

ブラジルの銀行やフィンテックは、すでにMateraのデジタルツインの機能によって変革を遂げています。Materaのデジタルツインは、レガシーテクノロジーよりもはるかに高速にボリュームを処理し、ブラックフライデーのようなトラフィックの多いイベントで経験されるピーク需要に対応するために効率的に拡張することができます。

MateraのCEO兼共同創業者であるCarlos Netto氏は「即時決済とデジタルバンキングが当たり前になった今、銀行は顧客の期待に応える最新のインフラストラクチャを必要としています。GlobalLogicとのパートナーシップにより、金融機関は迅速かつ効率的に当社のデジタルツインを統合することができ、コア移行のわずかなコストで24時間365日のリアルタイムバンキングを実現できます。」と述べています。

GlobalLogicについて
日立グループのGlobalLogicは、グローバルで最大手かつ最先端の企業の多くから信頼されているデジタルエンジニアリングパートナーです。2000年の設立以来、デジタル革命の最前線に立ち、最も革新的で広く利用されるデジタルプロダクトと体験の創造を支援してきました。現在も、インテリジェントなプロダクト、プラットフォーム、サービスを通じて、お客さまとともにビジネスの変革と業界の再定義を推進しています。 詳しくは、https://www.globallogic.com/jp/をご覧ください。

Materaについて
Materaは、先進テクノロジーのパイオニアであり、コアバンキング、インスタント決済、QRコード決済の最先端のソリューションで銀行や信用組合を支えています。30年以上の専門知識と1,000人以上の専門人財からなるチームを擁するMateraは、世界最大級の金融機関から信頼されているパートナーです。世界トップ3の銀行のうち2行、米国のトップ10行のうち3行、ブラジルの全銀行の1/3がMateraのテクノロジーを利用しています。ブラジルと北米で事業を展開するマテラは、デジタル金融の未来を再定義しています。詳細については、www.matera.comをご覧ください。